2014年2月6日木曜日

[ブラザーズ 2人の息子の物語]

どうも〜!

今日は、先日PSNで配信開始された『ブラザーズ 2人の息子の物語』というゲームが良かったので、紹介します。
ゲームというのは、映像がリアルで複雑で、何十時間も遊べるのが良いというわけではない、ということを改めて実感しました。3~5時間程度の長さに色んなものがギュッと詰まった作品です。

このゲームは去年、2013年夏に既にXBOX LIVEアーケードの方で配信されており、先日PS3でも配信されたものです。PS3版が1500円、XBOX版は1200マイクロソフトポイントだそうです。

とりあえず、いつものように公式トレーラーを。



特徴

このゲームの特徴は何と言っても、同時に二人の兄弟を別々に操作するということです。
左のスティックでお兄ちゃんを操作、右のスティックで弟を動かします。
時々テレビなんかで、左手と右手とか左足と右足で別々の動きをさせて脳を活性化させる体操(?)みたいなのがありますよね。ああいう感じです。

なので、僕は最初は二人にそれぞれ思い通りの動きをさせるのがなかなか上手くいかなくて、弟を動かしてるつもりが兄の方だったり、二人を近づけようと思ったら離れちゃったり、なんてことがよくありました。
ただ、上の操作説明画面を見てもらえば分かりますが、使用するボタンは基本的に左スティック右スティックL2ボタンR2ボタンの四つだけ(カメラはあまり使う必要性はない)の非常にシンプルな操作なので、どんなユーザーでもしだいに慣れることが出来るレベルです。

ゲーム紹介の記事として書いておいてなんですが、正直なところ、これからプレイする人達はこのゲームについて何も知らずに始めて欲しいです。事前にどんな前知識も入れないで、すべてをゲームをプレイしながら知って欲しい。本当にそう思います。

でも、見ず知らずの人に「とにかく買ってやってみてくれ」とだけ言われても、やりたくはなりませんよね^^; なので、まだやろうか悩んでる人のためにこれからもう少しこのゲームについて紹介します。
・・・そして読んでいて少しでも興味を持ったら、その時点で読むのを止めてこのページを閉じちゃって構いませんからね!


ストーリー
家の近くのお墓の前で うなだれる弟。お墓にはお母さんが眠っています。
弟はまだお母さんの死を引きずっているようです。

突如、お母さんの魂が姿を現し、息子を慰めます。

遠くから兄が弟を呼ぶ声がするので行ってみると、お父さんが急に具合が悪くなってしまっていました。

おじいさんによれば、お父さんの病気を治すためにはとある大木にある特別な水が必要とのこと。
こうして、お父さんの病気を治す水を求めて二人の兄弟が旅に出ることになったのです。


アクション

旅は、二人が協力し合うことで道が開けるようになっています。

一緒に物を運んだり・・

例えば、弟は小さいので柵の間を通り抜けることが出来ます。柵の向こう側にある仕掛けで柵を上げて、お兄ちゃんも通れるようにしたり・・

弟はとあることがトラウマで、水を怖がっていますが、

お兄ちゃんに捕まって泳げば大丈夫!

時には少し離れてしまうけど、

きっと道は開ける。

他にも、お兄ちゃんは弟を高いところに持ち上げてあげたり、力が必要なレバーを作動させたり。
このように道中には、二人をどうやって協力させれば先に進めるのかを考える楽しいパズル要素がたくさんあります。


世界

特別な水を手に入れるための道のりは長く、たくさんの世界を目にします。キレイな自然の風景を楽しめたり、時には残酷でショッキングな土地に辿り着いたり、なんとも不思議な場所を訪れたり、色んな生き物にも出会います・・・その道のりできっと兄弟の絆の深さを実感出来ると思います。
時には、巨人に力を貸してもらうことも。巨人が体を張って崖の間を渡れるよう橋渡しをしてくれています。

辺り一面真っ白な世界。流氷の上を跳んでいきます。

人々が氷漬けになってしまっている・・・一体何があったのでしょうか。

ハンググライダーのような装置が。これで空を飛べる!?

暗い道。二人で離れないように 歩かないと危険な予感。

墓地にたどり着いてしまった・・ゾンビなんて出てこないよね・・

こ、これは一体・・・

山羊に乗ることも出来たりします。

二人揃って城壁のでっぱりを掴んで進む。どちらの手も離さないように。


キレイな世界と、楽しいパズル、心を打つストーリー

3~5時間程の長さの内容の中で言葉に依らない兄弟の絆の強さに胸を打たれました。最初はおぼつかなかった二人の同時操作も、旅が進むにつれて二人の足並みも揃ってきて、その様はさながら段々と兄弟の絆が深まっていくように感じられるのです。
そして、僕はこのゲームの終盤にある、真の兄弟の絆の強さを実感させられるとんでもない仕掛けに震えました。エンディングは僕の予想を裏切るもので、それは少しショックなもので、ゲームを終えてから少しの間考えさせられました。しばらく時間が経った今では、それも含めてとても良い作品だと感じています。

少しだけゲームをやる人、ゲームがこれでもかというくらい大好きな人、特定のジャンルのゲームしかやらない人、ゲームなんてくだらないと思ってる人、あらゆる人にやってもらいたいゲームだと思いました。


ベンチギャラリー

旅の道中には至る所にベンチがあり、兄弟が座ることが出来ます。座る意味は特にありません。お父さんを救うために少しでも早く進まなければ行けないけど、座って一息つけばきっと心も休まるはずなのです。そんな道中のベンチをギャラリー風に最後に載せておきます。
※ちなみにこの作品の作者はきっと『ICO』が好きなんだろうな〜と思います。












0 件のコメント:

コメントを投稿